馬体一刀流ブログ~馬体レーティング/パドックより馬体写真で適性を見極める馬体診断/馬体の見方を公開

競馬最強の法則WEBの馬体派予想家武虎のブログ。独自の相馬理論で馬体を数値化した【馬体レーティング】や持続/加速/コース/距離/根幹/非根幹/脚質など【馬体適性】を解説。馬体のみで予想し年間回収率収支プラス中。セリセールや一口馬主、POG向けに相馬眼を養いたい人におすすめ。

馬体一刀流ブログ~馬体レーティング/パドックより馬体写真で適性を見極める馬体診断/馬体の見方を公開

2017年11月


▽今週重賞の馬体診断予想を完全公開▽
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少し前だが、ヒストリカルが引退という記事をJRA公式ホームページでみた。

この馬は、馬体的にみて「その素晴らしい長所がありながら、それを十二分に活かし切れていない印象」だったため、過去、事あるごとに、<馬体診断予想>などで色々と綴ってきた馬だ。

良くも悪くも、予想通りの引退となり、馬体的に非常に残念でやるせない気持ちだ。

ズバリ、「何が残念なのか?」直近の本馬の馬体解説を転載しておく。

ヒストリカル
その馬体、ディヴァインライトやアド
マイヤマックスなどとかぶる馬。

一目見てわかる母父ノーザンテースト
の色が出たマイル中距離仕様。スケー
ルは凡庸も、SP絶対値の高さを誇る
造り。

つまり、その距離適性とSP強みがあ
れば、適距離レンジでは堅実に走れ、
同時に、少し短めの距離では、タフな
流れとなった際、ハマッたときの差込
は強烈と言えるのだ。

個人的に、もう何年も参戦を熱望して
いるのだが、ズバリ、中京1200<
高松宮記念>でこそ、激走臭ぷんぷん
の馬体なのである。

以上、今走適性屈指の一頭で、仕上が
り次第で堅実に走れるだろう。

そういえば、本馬を管理する音無調教
師と言えば、あの歴史的名馬体アドミ
ラブルを管理しているはず。他、アン
ビシャスといい、東京向きの薄く軽い
【持続C型】馬を見抜く相馬眼がある
模様。

もし、その相馬眼に、馬体の構造的な
適性判断ができていれば、G1<高松
宮記念>参戦は実現していたのではな
いか。

もうすでに8歳、何度も言うが、残念
無念のローテーションだ。


ズバリ、このヒストリカル、馬体から是非とも

中京1200m<高松宮記念>での走りを見たかった

ちなみに、本馬の生涯成績を見返してみたが、ただの一度も1200mを使われていない。ただの一度もだ。その馬体を見れば見るほど、本当にやるせない気持ちになる。

あくまで想像だが、3歳時に1800mの毎日杯を勝ち切ったことで、「人がとらわれてしまった」のではないかと思う。


以上、本馬以外にも、馬体的にミスマッチなローテーションや乗り方(脚質)を選んでいる馬はたくさんいる。

もちろん、競馬の結果は、「馬体」だけに依存するわけではないので、馬体的にベストなコースや距離を使ったところで、より良い結果が保証されるわけでもないが。

それでも、バイクで例えるならば、

小回りが効きづらいハーレーに乗って
原付スクーター相手に、街乗り勝負ばかり挑んでいる


そんな様が、馬体を通じて競馬をみていると、本当にたくさん目にすることがある。

競走馬のローテ選択には、色々な諸事情や思惑があるのだろうが、これだけ「馬体とミスマッチなローテーションを歩んでいる馬」を目にすると、調教師や騎手だからと言うだけで、イコール、「馬体の見極め」ができるわけではないんだなぁと痛感する。

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▽▽今週の重賞馬体診断&予想印を完全公開▽▽
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今年のジャパンカップ、馬体的にもまずまず無難な結果だった模様。

とりあえず、勝ち馬シュヴァルグランの<ジャパンカップ馬体診断>時の解説を以下公開


シュヴァルグラン
非常に特徴がある馬体で、それ故に、
過去スポットをあてて細かく馬体解説
をした本馬。ただ、いつ解説したのか
など、自分でもバックナンバーが膨大
な量となっており把握できておらず、
すぐに引用が探し出せず。

とにかく、長距離に実績があるため、
「馬体も典型的な長距離タイプかな」
と、先入観を抱いてしまうのはしかた
ない。

が、いかに先入観があろうとも、これ
ほど特徴的なシルエットを見誤るよう
では、まだまだ馬体を見る経験値(数
)が足らない証拠だ。

無論、その馬体「胴短脚長」だ。

と、JCの話をすると、今走適性高く
仕上がり普通。押え▲は必要。


今回の馬体的なポイントは二つかな。ズバリ

一、長距離向きでも「胴伸びがない」骨格の馬もいる
二、馬体そのものを見極めることは「心理的に」難しい


例えば、大手メディアなど巷でよく見かける馬体解説は、実際のところ、ありのまま純粋な「馬体」の解説ではない。

それらは、レースや実績、調教や血統その他などの「馬体以外の要素から抱いている個人的な主観や先入観」を、単に馬体用語に置き換えているに過ぎないことがほとんどだ。


つまり、

目の前の「馬体」を見ているようで
結局のところ、見ているのは「己の主観や先入観」

だから、馬体解説に一貫性がなく、レースや実績次第で「自分が抱くその馬のイメージが変わる」と、「馬体解説も変わってしまう」のだ。


例えば、よく見かけるのが

以前は、「マイラーだ」と診断した馬体の馬が
長距離でいい走りをした途端に、以後の馬体解説で
馬体が「長距離向き(仕様)になってきた」など

要するに、その馬の「馬体が変わったのではなく、診断しているその人自身が変わった」に過ぎない。


ただし、こうした「馬体でない馬体解説」となること自体、決して責められない。なぜなら、人間とは「とらわれる(己のフィルターで物事を判断する)生き物」だからだ。

その昔、ユリウス・カエサルが言った言葉に、

人は見たいと欲する現実を見て、見たくない現実は見ない

というものがある。

ズバリ、人間の本質は数千年前から何も変わっていない。だからこそ、人間の大多数が「見るもの、判断するもの、共感するもの」は、往々にして「真実そのもの」ではなく「とらわれた主観」となってしまう。

競馬で言えば、大多数のファンが目にできる、共感できるような大手メディアなどの馬体解説になればなるほど、ありのままの「馬体解説」ではなく、一個人の「とらわれた主観」となってしまうのは、避けられない不変の真理だと言える。


と、小難しい話になってしまったが、要するに、馬体を見て判断する上で、人が人であるが故に、

馬体を「視覚的に」見極めることが難しいわけではない
馬体を「心理的に」見極めることが難しいわけだ



以上、あなたがどう思おうが、シュヴァルグランの馬体の骨格構造は「胴短脚長」である。

そうだ!、こうした長距離向きの馬体で有名な馬がいた。誰しも知っているはず!?と、そういえば、昔話した気がするな。

シュヴァルグランと同じく「胴短脚長」の長距離向きの馬体の馬とは?


▽▽今週の重賞馬体診断&予想印を完全公開▽▽
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今日は少し時間があり、直前だがジャパンカップの馬体について少し。

秋天同様、ジャパンカップもよりによって雨なのか!?と思ったが、東京の天気をみたら晴れマークなので、何とか大丈夫そうだ。


ちなみに、これまで何度も述べている通り、著者の予想や評価は、馬体一刀流(馬体だけで行う)であるために、

土砂降りの不良馬場だろうと、
晴天のパンパン良馬場を前提で評価予想する


こうしたバカがつくほど徹底したスタンスをずっととっている。


もちろん、馬体を見れば「良馬場や不良馬場への適性」の優劣はわかる。実際、「良馬場では有力視できるが、不良馬場では評価を下げたい」またその逆など、馬場によって馬体評価が真逆となる場合が多い。

では

「なぜ、馬場適性まで予想に加味しないのか?」

この理由は、今回の<JC馬体診断予想>で解説しているので省略。
JC馬体診断予想~全馬診断編


それより、今回JC出走馬の<馬体からみた馬場適性>をざっと綴ってみる。

重不良など馬場悪化への適性

○|キタサンブラック
○|レイデオロ
◎|サトノクラウン
△|ソウルスターリング
△|マカヒキ
△|シュヴァルグラン
○|シャケトラ
○|レインボーライン
○|ヤマカツエース
△|サウンズオブアース
△|ワンアンドオンリー
○|ラストインパクト
○|ディサイファ

◎プラス、〇可、△マイナス

こんな感じかな。


ちなみに、一般的に蔓延している馬体の見方のように、

馬場適性を馬体の「蹄やつなぎ」で判断する

これはナンセンスだ。

先の評価一覧は、それで判断しているわけではない。また、このあたりは時間がある時に解説していきたい。


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▽▽今週の重賞馬体診断&予想印を完全公開▽▽
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▼舞台適性

【クラス】G1
【コース】東京
【距 離】2400m 芝・左
【適 性】C/T型-L(持続/根幹-長距離)



▼馬体解説

今年は外国馬が四頭。毎度のことだが
JRA公式ホームページには、まとも
な馬体写真がなかった。

そこで、馬名を英語に変えてみたりと
色々ググってみたが、どの馬もまとも
な正姿勢の馬体写真なし。

しょうがないので、レースや調教中な
どの単なる写真から、馬体を想定して
みた。



今回<馬体写真なし>
―――――――――――――――――
~外国馬~ ※一部公開

イキートス
レース中のほぼ正面からの写真ばかり
でちょっと判断が難しい。馬体の振り
の部分(サスペンション等)である、
首差しや手脚は軽そうだが、前後バラ
ンスに少し癖がありそうで、【L型】
先行ベターという骨格ではないか。


今回の外国馬で、馬体的に推奨するな
らこの馬だな。間違いなく手脚が軽く
薄めの造りだろう。胸前の容量も上々
で、骨格的に心肺機能の裏付けもある
造りではないか。ただ、首差しや背線
アウトラインの伸びなど、雄大な馬体
という造りには見えない。

結論としては、今回の外国馬のなかで
東京適性が一番の馬体はこの馬だが、
スケールとSP絶対値の面から、日本
のG1で勝ち負けする評価、印を打つ
までには。


今週のJC馬体診断予想は<以下著者コンテンツ>で完全公開
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▽▽今週の重賞馬体診断&予想印を完全公開▽▽
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今週はジャパンカップ…とその前に、

最近もっぱら競馬熱が冷めきっていることも影響してか、また、馬体を見ることだけに専念していたこともあり、毎週の<重賞馬体診断のバックナンバー>なども書きっぱなし。

自分でもそれを見返す暇も気力もなく、そのデータも膨大な量になっていることあり、ほったらかし状態である。


ふと、こうしてブログ更新を再開してみて、過去バックナンバーの数字に目をやって、自分でも驚いた。

今週のジャパンカップで、馬体診断の配信数が
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馬体優先主義【完全版】 第340号
馬体優先主義【無料版】 第575号
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もう8年目、公に馬体診断を開始(旧ブログ)して9年半余り…。おいおいもうすぐ10年やないか。思えば遠くへきたもんだ♪

飽きもせず、「馬体、馬体、馬体」と、石の上にも三年というが、自分でも本当によく続いたと思う。


しかしながら、今でこそ「馬体写真のみ」で判断評価したり予想すること自体、昔ほどバカにされたり拒絶されることもなくなった気がするが。始めた頃10年弱前は、

「馬体写真のみで予想って…バカなの?」
「馬体だけで”距離/コース/脚質”などの適性がわかるわけねぇだろ?」


そんな空気をヒシヒシと感じていた。

まぁ、今でも私の馬体の見方が一般的に受け入れられているとも思えないが。


以上、大手メディアや普通にググってヒットするような馬体診断という類のものは、10年前と大して変わっていないんじゃないかな。

とにかく、これまで9年以上書き綴ってきた「馬体」の話など、今一度本ブログで書いて整頓でもできたらなと思う。

ただ、過去の膨大なブログ記事やメルマガバックナンバーのなかから、「いつ?なにを書いたか?」を探し出すこと自体、先ほどやってみたが、自分でもよくわからない。心が折れそうだ(汗

そうは言っても始まらないので、とりあえず次回、先週の<マイルCS馬体診断予想>の記事から、一部抜粋して「馬体」について書いてみようと思う。

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